※このエントリーは新たな良質バランスファンドが出てきた場合、更新されます。
これまで当サイトでは「負けない投資を目指す」為、インデックスファンドでリバランスをしようという説明をしてきました。 しかし、実際のところ、リバランスはめんどくさい作業ですし、多くの人がそんな手間のかかることを望まないのではないでしょうか。 そこで、活躍するのがバランスファンドです。 バランスファンドは自動でリバランスをしてくれます。これはとても便利ですし、何より「ファンドの事を気にかける」意識が希薄になる(本業に専念できる)という点で優れた金融商品であると言えます。 ただし、バランスファンドには欠点もあります。 それは個別のインデックスファンドと比べ、コストが高いという点です。 そこで当サイトでは極力コストを下げた良質な「数少ないお勧めバランスファンド」をご紹介いたします。 これらファンドから自分にあった1本を選んでもいいですし、最後の2つならば組み合わせても宜しいかと存じます。 ・SBI資産設計オープン(スゴ6) 信託報酬0.714% 国内株式・先進国株式・国内債券・先進国債券・国内REIT・先進国REITの6資産に分散投資するファンドです。株式:債券:REIT=2:2:1と非常にバランスよく分散されています。 ・世界経済インデックスファンド 信託報酬0.525% 国内株式・先進国株式・新興国株式・国内債券・先進国債券・新興国債券の6資産で、株式:債券の比率は1:1、世界のGDP比率に合わせて分散されており、新興国の比率が高い特徴があります。 ・セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 信託報酬0.74±0.03% このファンドはファンドオブファンズです。国内株式・先進国株式・新興国株式・国内債券・先進国債券の5資産で、株式:債券の比率は1:1、世界の時価総額に比例して配分しています。 ・eMAXIS バランス(8資産均等型) 信託報酬0.525% 国内株式・先進国株式・新興国株式・国内債券・先進国債券・新興国債券・国内REIT・海外REITの8資産へ均等分配。新興国とREITだけで50%配分されています。やや流動性リスクを抱えています。 ・eMAXIS全世界株式インデックス 信託報酬0.63% 先進国株式・新興国株式へ時価総額に併せて配分しています。国内株式クラスは配分されていません。株式のみですので、リスクが高いです。 これらバランスファンドを上手く使い、資産形成をしましょう。 スポンサーサイト
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小生の提唱する長期投資というのは「絶対儲かる投資法」ではありません、「負けない投資法」です。小生はこの投資法が精神的安定を得られ、かつ長い目で見れば経済の成長という果実を得る事ができる究極の投資法だと考えております。
しかし、実際に市場の暴落局面に出くわすと手も足も出なくなり、やむなく市場から撤退してしまうケースが出てくる可能性があります。(実際に撤退した人は沢山います) どんなに素晴らしい理論で解説しても、その「現実」に直面すると、感情のコントロールができなくなってしまい、理屈どころではなくなってしまうのです。 そこで小生から皆さんに、暴落局面に出くわした時、最後の最後に歯止めになる言葉をお送りしたいと思います。 理論的に説明するとすれば「認知的不協和の活用」ですが、捉え方によっては「ただの負け惜しみ」に聞こえるかもしれません。 しかし、実際の資産形成においては、とても役に立つ事なので書き記しておきます。 ・資本主義社会である以上、必ず経済は成長するものだと考える 資本主義は現代社会が生み出した、「最良」と思われる社会システムです。その資本主義が維持されている以上、経済は必ず成長していきます。この事を胸に止めてみましょう。 ・「利潤を生みだすシステム」に投資しているのだと心に働きかける これまでも何度かご説明してきましたが、株式・債券・REITに投資するという事はどうゆうことかというと、「利潤を生みだすシステム」にお金を投じるという事です。「利潤を生みだすシステム」である以上、その見返りはいつか必ず帰ってくるものです。 ・今までの投資経験を思い出す これは、理屈ではないので、実際に自分の資金で運用をしながら暴落局面に遭ったことがあるかたでないと、わからないかもしれません。過去に何度もあった暴落時の事を思い出してみましょう。市場はまれに荒れ狂うときがあります。その後は何年かして必ず元に戻るものだと分かっていれば、精神的安定が得られます。 ・あえてチャンスだと思い込む 暴落は安く仕込めるチャンス到来の局面です。市場が狂気に陥るときこそ長期投資の本領が発揮できる絶好の機会なのです。 ・コアとサテライトを区別する コア-サテライト戦略をされている方に限りますが、 いくらサテライトが暴落しても、コアがしっかりと資産形成してくれているから大丈夫と思い込む事。それが重要だと思います。 ・あえて証券口座にログインしない もうこれは理屈ではありません。自動で投資するしくみを組みこんでいる以上、暴落しようがなんだろうが資産形成は継続します。資産が毀損するところを見るのは決して気分の良い事ではありません。だったらはじめから見なければいいのです。 ・余裕資金で資産形成している事を思い出す。 資産形成は余裕資金で運用します。普段の生活は貯蓄の中で暮らす事ができます。だから市場が暴落したってへっちゃらです。だって余裕資金なのですから。 ・最後の最後に上がりさえすれば良い 投資の究極的な考え方です。どのような投資方法でも、資産取崩しの際に上がりさえすればいいのです。さてその時期はいつですか。30代なら30年後です。焦る必要はありません。どっしり構えて投資を続けましょう。 如何でしょう、売らずに我慢するテクニックは経験が一番重要なのかもしれませんが、これらは実際の局面で必ず役に立つと思います。 我々長期投資家は、目的達成の為、どんな局面でも粘り強く投資を続けていきましょう。 |
これまでの話を纏めると「アセット・アロケーションを決めて、低コストのインデックス・ファンドに定額積立で分散投資をし、長期で運用しつつ、資産割合が崩れたらリバランスをしましょう」という話をしてきました。
そして、最後に大事な事が一つ、それらを「しくみ化」してしまいましょう。 即ち、給与口座から自動で投資信託を買い付けるシステムを導入するということです。 とまぁ、気難しい事を書きましたが、やる事は簡単です。 ネットの証券会社(または直販の投信会社)を一つ選び、口座を開設し、投信を選択して、自動積立サービスを利用するのです。 これでしくみは完了です。驚くほど簡単にしくみが作れてしまいます。後は「利潤を生みだすシステム」があなたの代わりに、副業として一生懸命に働いてくれます。あなたはただ自分の本業に専念すればいいのです。 さぁ、皆さん、新たな一歩を踏み出しましょう! |
「砂粒だって、たくさん集めれば山になります。」-古代バビロニアの格言
突然ですが、農耕民族の日本人は「コツコツ」という言葉が大好きなのではないでしょうか(´・ω・`) 日々の暮らしの中で規律を保ちながら、決められたことをきちんとこなしていく力は、日本人が持っている優れたスキルです。日常生活と投資をうまくリンクさせる事が、日本人のメンタリティーに合った「投資のやり方」なのではないでしょうか。小生はそう思います。 毎月決まった日に、一定の金額で、規則正しく投資信託を買い付けていく。 このような状況を一旦作ってしまえば、仕事に忙しいあなたでも、「ずぼら」を自認されるあなたでも、「必ず」投資が続けられます。 いつの日か「あ、そういえば、私、投資していたんだっけ」と思えるようになればしめたものです。 また、積み立て投資は「時間」の分散にもなります。これも立派な「分散投資」の手法です。 皆さん、定額で積み立て投資をしましょう! |
資産配分はリスクをコントロールするためのもので、リバランスはそれを維持するための作業です。
長期で運用するとポートフォリオに変化がおきます。例えば、株式60%・債券40%で運用開始したとしても、放っておくと長期では株式の方が期待できるリターンが大きいため、株式の比率が60%⇒70%⇒80%と増えていってしまい、当初予定していたよりもリスクが高まってしまいます。 そこで、増えた比率を元に戻すために、増えてしまった比率分の株式ファンドを売って、債券ファンドを買うという、リバランスの作業が必要になってくる訳です。 小生は毎月の積立を通して、資産のチェックをして、適正なポートフォリオになるように積み立て額を調整しています。 こうすれば「リバランスで売り買いをする」という(コストがかかる)作業が省けますね(´・ω・`) リバランスが煩わしいと思われる方は、信託会社が自動でリバランスをやってくれるバランスファンドを購入しましょう。 但し、バランスファンドの中には高コストなものがありますので、注意をしてくださいね。 |
「投資家の最大の敵は“費用”と“感情“である」-ウォーレン・バフェット
投資をするには当然コストがかかります。小生はこれを「資産を貯めるバケツに空いた穴だ」と解釈しています。 投資を行う上で、いくら儲かるのかは残念ながら決まっていません。しかし、コストがいくらかかるのかは「確定事項」なのです。 よって、コストを如何に抑えるかが、運用上の死活問題となります。 コストの高い投資信託は、相手より高いハードルを飛び越えながら競争しているランナーのようなものです。 わずかなパーセントでも、コストの差が複利で累積してゆくと、大きな差になります。 当サイトではノーロード(購入手数料0円)、信託報酬1.0%未満のファンドを推奨します。 |
「短期的には、株式市場は投票のための装置である。しかし、長期的には、価値を測るための装置である。」-ベンジャミン・グレアム
「もし証券取引所が10年間閉鎖されても、喜んで持ち続けたい銘柄だけを買いなさい」-ウォーレン・バフェット 「市場は短期的には赤子のように、長期的には紳士のように振舞います」-カン・チュンド 皆さんは、短期投資と長期投資の境目が何年だと思いますか(´・ω・`) 小生は、7年未満の投資は短期投資だと思っています。 理由は、日本株式・日本債券・先進国株式・先進国債券のアセットクラスに25%ずつ配分した場合、どの年代からで始めても7年以上投資すれば、必ずプラスになるというイボットソン社(データーベース会社)のデータがあるからです。勿論、あのリーマン・ショックが起きた2008年を挟んでもです。 長期投資は市場暴落のショックさえコントロールできてしまうのです。 それと同時に、分散投資の素晴らしさも体感する事ができますね(´・ω・`) よって、投資資金は7年以上使わないお金を使い、投資するのがベターであると小生は考えております。 このように長期で運用するとリスク・コントロールが可能です。短期的なリターンはなかなか予測できませんが、ある程度、長い期間を取ってみると、市場の上げ下げが相殺し合い、変動幅がコントロールされるということです。 それともう一つ、我々個人投資家には最高のアドバンテージがあります。それは「時間」です。 時間は個人投資家の最大の武器であり、複利の力を活かす最高の手段なのです。 |
「低コストのインデックス・ファンドは、投資家の大多数にとって、最も聡明な投資だ」-ウォーレン・バフェット
株式投資信託の運用方針にはインデックス型とアクティブ型の2種類があります。 投資信託の運用で目標とする指標のことをベンチマークといいます。 日本の株式投資信託ではTOPIX(東証株価指数)や日経平均株価がベンチマークに使われることが多く、この動きに連動させていくことを目標としているのがインデックス型の投資信託です。 アクティブ型というのは、インデックス型の反対です。 つまり積極的にベンチマークを上回っていく運用を目指していこうとします。 市場平均+αを目標としているファンドということです。 一見するとアクティブファンドの方が魅力的に感じるかもしれませんが、現実的にはインデックスに勝るアクティブ投信は少なく、期間1年ではアクティブ型のほうが成績優秀でも、3年、5年と連続してインデックス型に勝つことはまれであることが統計ででています。 これには「効率的市場仮説」等諸説ありますが、一番の理由はインデックス型のコストの安さにあります。 インデックスの特徴を大きく2つにまとめると ①手数料が安いこと(信託報酬) ②長期的にはアクティブ型よりも運用成績は良くなること 当サイトでは低コストをテーマに掲げていますので、投資の道具としてこのインデックス・ファンドを推奨します。 |
これまでアセット・アロケーションを明確にし、しっかり分散投資しましょうということを挙げてきました。
とはいえ、実際に世界中の株式や債券を現物で購入するのは資金量も必要になってきますし、かなり手間もかかります。個人が本業の片手間に取り組むにはしては、明らかに現実的な方法ではありません。 そこで登場するのが、投資信託(ファンド)の存在です。 投資信託は多数の投資家から資金を集め、沢山の株式を(あるいは債券を)購入し、運用するという金融商品です。 実は投資信託は月数万円で世界に分散投資できる、唯一の金融商品なのです。 当サイトでは投資の道具としてこの投資信託(ファンド)を推奨します。 ところで、投資信託には3つの会社が関わっています。 投資信託を販売する販売会社 投資信託を運用する運用会社 そして、信託資金を預かる信託銀行です。 さて、各会社が倒産したら、金融商品である投資信託はどうなるのでしょうか。 ご安心ください。まず、販売会社が倒産しても、あなたの資産は守られます。 なぜなら販売会社はただの窓口だからです。 仮にA証券が倒産しても、窓口はB証券に移るだけで、ファンド資産にはなにも影響はありません。 次に運用会社が潰れた場合。 実はファンド資産を管理しているのは運用会社ではなく、受託会社である信託銀行なのです。この場合でも、あなたの資産は守られます。 最後に、ファンド資産を預かる信託銀行が倒産した場合です。 信託銀行は信託業法第28条により、自行の資産とファンド資産とを分別して管理する事が義務付けられています。この場合でも、あなたの資産は守られます。 このように投資信託とは倒産リスクを隔離できる素晴らしいツールなのです。 |
米投資会社のバンガードの調査によると、リターンの77%を決定するものとは、アセット・アロケーションで、投資家が直面するさまざまな投資判断の中で、最も重要な要素であることがわかりました。
アセット・アロケーションは、「銘柄選択」や「マーケット・タイミング」よりも実は重要な投資テクニックだということです。 これは小生も衝撃でした。実は買うタイミング等微々たるもので、大事な事は組合せだったのです。 ではどうアセットクラスを組み合わせが最適なのか。これには答えが存在しません。 何故ならこれは未来の事だからです。 少なくとも過去の経験則から分かる事は、株式はリターンが高く、債券はリターンが低いという事です。 株式と債券とを組み合わせる事で、ある程度のリターンを予測する事ができます。 ではどの割合で組み合わせればよいのか。参考になるものに次の様な式があります。 株式比率=(100-年齢)% これは年齢が低い程リスクがとれるので株式の比率が高いですよと、年齢が高くなるにつれ失敗しないようリスクを低くしましょうよというとても分かりやすい式です。 小生は株式好きですので、これにアレンジを加えて 株式比率=(110-年齢)% で、サテライト運用をしております(´・ω・`) このようにポートフォリオの構成は一番重要なファクターとなります。 大事なことは、ご自身のリスク許容度をしっかり認識して、それに応じた資産配分を考える事なのです。 皆さんも是非とも明確な、ブレのないアセット・アロケーションを構築してみましょう。 |
「投資をされる方々の99%以上は、徹底した分散投資を心がけるべきです」-ウォーレン・バフェット
「株式の割合は最低で25%最高で75%の範囲内に、債券の割合は75%から25%の間とすべきである」-ベンジャミン・グレアム 「一つのかごの中にすべての卵をいれてはいけない」-イギリスのことわざ それぞれの心に響く名言ですが、分散投資はとても重要なファクターだと小生は思います。 何故なら銘柄を分散させる事で、「負けない投資」を達成させる為です。 先にもお話した通り、「利潤を生みだすシステム」に投資すれば利益が得られます。 とはいえ、日本の株式銘柄は1株数百万円のものもありますし、小生の様な者のポケットマネーではとても分散して投資する事ができません。 もしかしたら、その買った数百万円の銘柄が倒産してしまうかもしれません。 そこで役立つツールが投資信託です。投資信託についてはまた後ほど説明しますが、一言で言えば、多数の投資家から資金を集め、沢山の株式を購入し、運用するという金融商品です。 投資信託というツールを使うことにより日本株式の銘柄分散が可能になりますが、それだけではまだ足りません。 世界にはまだまだ魅力的な銘柄があります。成熟国家の日本株式では低成長が期待できますが、世界を眺めれば中国、そしてインドのようなまだまだ伸び盛りな大国が、「良い生活をしたい」と、日々高成長を遂げています。投資対象は、日本だけでなく、世界にも目を向けるべきです。 それだけでなく、債券にも投資をしてみましょう。債券は、株式と違い堅実な「利潤を生みだすシステム」な上、株式が低調なときは債券の価格が上がるという逆相関の関係にあります。 つまりは債券を株式と同時に持つ事により、リスクがコントロールできるという事です。 これはとても重要な事です。 アセットクラスは大きく分けて、日本株式、先進国株式、新興国株式、日本債券、先進国債券、新興国債券等に分類できます。 これらを組み合わせてポートフォリオ(アセット・アロケーション)を作っていくのです。 |
資産形成は別に飛び抜けた専門性や強運を必要とすることはないと小生は考えております。
ちょっとしたコツと経験、ゆっくり長い目で資産形成していけば、高い確率で資産が増やせると思っているからです。 ところで、投資ツールには「株式」や「債券」、それに「REIT(不動産投資信託)」等がありますが、これらは何故、資産形成に向いていると考えられるのでしょうか。 答えから先に申しますと、それらは「利潤を生みだすシステム」だからです。 噛み砕いて説明すると、株式は「株主」になる事で、その会社のオーナーになり、決算期にはその権利として配当が貰えます。 また債券は、いわゆる「借用書」ですから、期限が来たら貸したお金+金利が貰えます。 またREITは、不動産を間接的に購入し、家賃収入を得る事ができます。 どれも「利潤を生みだすシステム」なのです。 だからこれらに分散(時間分散・銘柄分散)して投資し、長期的に保持していれば、高い確率で資産が増やせる事ができるのです。 これからもブラックマンデーやリーマンショック等と同じように、株価が急落する場面があるかと思いますが、長期投資されている方々はこの事を是非とも思い出してみてください。 「利潤を生みだしているシステムに投資しているんだ」という意識を持てば、心の精神安定につながると思いますよ(´・ω・`) ※ 捕捉でご説明致しますが、近年賑わっている「コモディティ」と呼ばれる信託のジャンルは当サイトではお勧めしていません。 何故なら金や石油といった商品はその時の需給関係によって値段が決まるからです。 決して「利潤を生みだすシステム」ではないということをご周知して頂ければと存じます。 とまぁ色々書きましたが、投資は自己責任でお願いします(´・ω・`) |
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